笑四季酒造へ行ってきました(`▽´)ゞ
まだ造り真っ最中でお忙しいところ、対応していただきました。
当ブログやWEBショップのお酒の紹介の時にも書いてますが、
今期から造りに伴う作業環境、設備の変更があって、是非見学させていただいたいなあと思っていたところにいただいたお話で、感謝です!
まず釜場はちょうどお米が蒸し上がったところでした。
ここに放冷機やシューターがあったのを全部取っ払って、
大きな機械がなくなったことで、全体的になんだか広々とスッキリした印象。
麹室も入らせてもらいました。ちょうど麹を作っている時で、
これが麹を盛る箱。プラスチック製で衛生的が狙いだそうです。
麹いただきました。甘い栗のような味と香りがしました。
酒母は「高温糖化乳酸菌酒母」といって、お米と乳酸菌で酸っぱい甘酒を作って、それをもとにして仕込んでいくと。
で、その秘密兵器。元々蔵にあったこの機械でもとを作ることができる。
雑菌も入ることなく、純度の高いもとなので、作り置いてプラント化できると。
その説明をしていただいてる竹嶋さん。いつもは専門用語がバッシバシ出てきてなかなか難しい時もありますが(笑)、言葉を選んで丁寧に教えていただきました。
足元にある容器にもとが入ってます。なんだか面白い。
作り置きといってもすぐに使われるので、何カ月も置いておくとかではおまへん。
手造りに回帰?したのは衛生面なども含めて全て目の届くようにした結果で、
その造りで時間の短縮、合理化できるものはその手法をとるという、
お酒の造りを第一に考えた環境、設備なのだと思いました。
非常にシンプル!
そして酒母室はその専用の冷蔵室がありました。
中にはただいま生酛仕込み中の酒母。
外にはマスターピース(何号やっけ?失念)の酒母。
酸っぱい乳酸菌飲料みたいな。酸で舌先がピリピリっと、でも美味しかった(笑)
横にはその前の甘酒状態のものがあって、まんま甘酒の香りでした。
これはマスターピース山田錦のもろみ。プツプツと、泡が出てますね。
もうすでに美味しかったです!(`・ω・´)
そして、搾り機がヤブタ式(アコーディオンカーテンみたいな、と言えばいいか?)から佐瀬式の槽(ふね)搾りへ。
もろみを詰めた袋を手作業で並べて積んで、上からギューっと押してお酒を搾るわけです。それも丸二日かけて。
初桜の安井さんとこもそうですね。とても時間と手間のかかる作業です。
効率化を図る竹嶋さんがなぜこの手法を?と思うわけですが、
酒質が柔らかくなるという他に、笑四季のお酒はとても香味が強いので、ガスを封じ込めるヤブタだと香りが強くなりすぎる、との理由も。
そしてやはり「ロマン」との言葉が!
少し驚きましたが、なんか嬉しかったです。
そうして出来たお酒を利かせていただきました。
まだ出ていないマスターピース3号4号も!
3号は出品酒仕様ながら6号(系)酵母仕込み。
先日出た「笑四季 特別純米 恋をするたびに…」にもあった桃様の香り。
これはいうなれば6号酵母だけが出す「裏の香り」で、ワインには一部ある香りだそう。
これを出品酒とするのはかなり挑んでますね〜!
4号の方が割と吟醸香出てるのに(笑)
この日は他の酒屋さんとそのお客様とご一緒させてもらったのですが、
皆さん鋭い意見をお持ちで、大変勉強になりました。
最後ちょうど洗米した米の吸水作業を見れました。
秒刻みで水に浸して急いであげて…
掃除機でバキュームです(笑)
これももちろん秒刻み!
本当にお忙しいところ竹嶋さんありがとうございました。
卸担当の室井さんもほんまおおきにです。
もうすぐ出るであろう今年のモンスーン貴醸酒生原酒の酒粕をわけてもらいました。
香りは甘〜いあのモンスーンの香りです。ちなみに山田錦です!
でも貴醸酒の粕なので、いわゆる粕汁や酒粕料理に普通の酒粕として使えるかはちょっとまだわかりませんが、
笑四季のお酒買っていただいた方に差し上げます〜。
僕はそのまま生で食べたら美味いがなおもいましたが、
聞いた話では、天ぷらにしたらどうやろか、とお店の方がおっしゃってたそうな。
これとモンスーンを一緒にいただけば、モンスーンのもろみ丸ごと味わっていることになります(笑)
いかがでしょうか?よろしくお願いいたします。